ウイスキー YUZA Third Edition 2023 / 遊佐 サードエディション 2023 55% 700ml 【少量再販売】
¥16,500
山形と秋田に跨る鳥海山の麓、その神聖で豊かな湧き水を求めて創業の地が決まった遊佐蒸溜所。経営母体である株式会社金龍は隣町の酒田に本社を構えます。その金龍は、山形県では知らない人のいない焼酎「さわきん」(爽やか金龍)を作り続ける名門酒造メーカーです。社長にしてチーフブレンダーの佐々木雅晴氏は、微生物や醗酵、蒸溜の話を始めると、まるで農学博士のように饒舌になるのです。しかも本当に楽しそうに、ミクロの世界をわかりやすく解説してくれます。
酒田市や遊佐町のある庄内地方は、全国でも随一と言ってよいほど、山、川、畑、田、海の食材を産出する実り豊かな土地です。一方で厳しく長い冬と対峙せねばなりません。その為、庄内の人々には辛抱強く粘り強い、少々のことではへこたれない心身が培われるのではないでしょうか。NHKの連ドラ「おしん」を見て、昭和生まれの私達は涙し、心を奪われました。豊富な食材は、そんな庄内の人達への贈りものなのかもしれません。
庄内中心の商都酒田は、北海道から庄内を経て、下関を回り、そして大阪に続く多くの沿岸の港へと商品と文化を運んだ北前船の寄港する湊町です。一年に2度、その日本海や瀬戸内海の港を移動する北前船は、依頼主からの命で荷物を運んで得る運賃が目的ではありません。船主自身が商人であり、各寄港地で良いものがあれば仕入れ、別の寄港地でそれを売り、大きな利益を得る、まさに航海する総合商社のような存在でした。有能な酒田商人は、揚々と帆を広げて入港する北前船の強者たちを取り込み、莫大な富を得たのです。
かの司馬遼太郎は、朝日新聞で連載していた「街道をゆく」の中で、「東北の一印象」として、「気になる土地がある。庄内(しょうない)である」として庄内をこう紹介しています。
「文化や経済の上で重要な日本海交易のために、上方文化の浸透度が高かった。その上、有力な譜代藩であるために江戸文化を精緻にうけている上に、東北特有の封建身分制の意識もつよい。いわば、上方、江戸、東北の三つの潮目となるめずらしい場所だけに、人智の点だけでいっても、その発達がきわだっている」と記しています。
酒田、そして遊佐。庄内はなかなか奥が深そうなのであります。
ああ、地魚を握った絶品の寿司を食べたい、老舗の居酒屋のあてで日本酒を呑みたい、可憐な酒田舞妓の踊りを観てみたい、遊佐の岩牡蠣やパプリカ、だだちゃ豆に、ご当地ラーメン総選挙で見事日本一となった酒田ラーメンを朝からすすりたい、豪商が過ごした料亭の設えを見てみたい、昔ながらのスナックのママさんのホスピタリティに触れてみたい、、。
そんな庄内の新たな名産品こそ、ウイスキーなのです!
酒田の会社が2018年から操業を始めた隣町遊佐の蒸溜所から、
シングルモルト 遊佐 THIRD EDITION 2023をご紹介
「キーモルトには、希少なジャパニーズ・オークである「ミズナラ」の樽で熟成させ
た原酒を使用し、バーボン樽やシェリー樽熟成の原酒もヴァッティング。遊佐蒸溜所らしいフルーティーさをベースに、ミズナラ由来の重厚な味わいが特徴です。冬の暖炉の前でゆったりとすごす時間を彷彿とさせる、複雑かつ上品な風味をどうぞお楽しみください。」
◎テイスティングコメント
アロマ:フルーティー、バニラ、ほんのりとピート、心地よいウッディさ
フレーバー:重厚感、複雑、まろやか、フルーティーかつウッディ、ピート、爽やか
アフター:フルーティー、ウッディの良い香りが続く
トータル:複雑な厚みがありつつも重すぎず爽やかさがある
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